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SW20 フロントショックとスプリング交換の方法


  • フロントのショック取り外し
    一般にショック交換作業は、フロントの方が が難しいとされていますが、SWの場合はむしろ逆です。リアは、ショッ クのはいるスペースが狭く、またアッパーが見えない状態で下からいれ るので、コツや力が必要です。

    • ボルトを緩める
      スプリングを交換する場合、 ジャッキアップの前に ボンネットを開けショックのアッパーのカバーを外して、ショッ クの真中のナット(19mm)をすこしだけ緩めておきます。 緩まない時は、リアの交換方法の記述を参考にしてください。


      車重がかかっているうちに、この中央のナットだけすこし 緩めておく。また、頭がどれだけ出ているかを記憶しておくと、 後で役に立つことがある。

    • ジャッキアップ/タイヤはずし
      ジャッキアップしてスタンドに載せかえます。 間にボディー保護のためにゴムをはさむとよいでしょう。 このとき必ず両側をジャッキアップしないとスタビがよれ て、ショックがはずれなくなります。
      タイヤを外して、ショック交換の準備が完了します。


      スタンドにゴムを載せてボディーを支える。

    • ABSラインをはずす(ABS装着車のみ)
      頭が10mmのボルトで固定されているABSラインを外します。

    • ブレーキライン固定用ストッパーをはずす
      ハンマーでマイナスドライバーを叩いて、内側から ずらし、ある程度抜けたら、ラジオペンチで引き抜き、 ブレーキラインを上に引っ張りながら抜きます。 これが、どうしてもホースにテンションがかかり過ぎて 抜けないようなら、シェルケースを外してからでも よいでしょう。

      純正で初めて行なう時は、ここに切れ目がないので ブレーキラインを外してしまわなければなりません。 ブレーキフルードやオイル受けの皿などを用意して、 外したら、以後のために、この部分に糸のこなどで 切れ目をいれておくと次回からブレーキラインを外す 必要がなくなります。(FD3Sなどは、始めから切れているので 楽なのですが、SWはそうなっていません)


      ストッパーを外したところ(左がストッパー)

    • スタビライザーリンクを外す
      スタビライザーリンクはショックとスタビライザーの 2箇所で接続されていますが、とりあえず、スタビライザー 側を外して、ショックつけたまま、外してしまう方が楽で す。 M5のヘキサレンチでボルトを固定しながら、 14mmのナットをメガネレンチで緩めます。


    • ショックをサスペンションに固定しているボルトを外す
      19mmのナットをメガネレンチや、トルクレンチで両側から 回して緩めます。

      フロントは足周りが上に力がかかっていて、ボルトをはずすと 上がってしまいます。したがって、2本目のボルトは抜けにくく なりますので、1本目の穴に、モンキープライヤーを突っ込んで てこの力で穴位置を合わせて抜くと楽です。


      穴位値を合わせる工夫が必要。

    • ショックの上部のボルト4本のナット(14mm)を外す。 (電動ドライバーで簡単に回るはず) 最後の1つを外す時はショックを支えておきます。
      すべてのボルトが外れたらショックを静かに下ろして 取り出します。


      シェルケースから、スタビライザーのリンクも取り外します。


  • (スプリング交換する場合のみ)スプリングの取り替え
    • スプリングコンプレス
      スプリングコンプレッサーでスプリングを両側から縮めて、 てっぺんのボルト(19mm)を緩めてアッパーマウントをはずします。 アッパーマウントにスプリングの平らな部分が貼りついているの でマイナスドライバー(またはモンキーレンチの柄の平らな部分) で剥します。


      ところでこの手の廉価版スプリングコンプレッサーは、 頭がストラットケースに当たってしまってレンチが入らない という欠点がありますが、以下の写真のように 5cmくらいのパイプ(ホームセンターでみつけ た)を間にはさんで問題解決できました。


    • スプリング付け替え
      スプリングは縮めたまま、別のショックに取り付けます。 注意が必要なのは、アッパーマウントのバネ側形状(円の両サイ ドを切り落とした形)と、ショックのロッドの形状を合わせて て固定することです。 これがずれると、アッパーマウントの裏側を潰すこと になります。(おそらくはショックのロッドの方が硬いのでそう なる)


      アッパーの下部をスプリング側からみたところ


      穴の形に気をつける


      ショックのロッドの形

      また、スプリングの終端が、ケースのお皿の凹みに合って いること、アッパーマウントの方向が正しい向きになっているこ とを確認します。最初にショックのロッドの頭のナットを緩める 前にどれだけ、ボルトの部分がナットからはみ出しているかを 記憶しておくか、他方のショックを参考にすると正しく入った かどうかが確認できます。


      スプリングの終端がお皿の凹みにあっていないといけない。

      これらを、合わせた状態で19mmのナットを(軽く)締め付 けて、それから、スプリングを緩め、コンプレッサーをはずしま す。スプリングコンプレッサーはある程度までは電動ドライバー で回せますが、締め付けはラチェットのレンチで行なうのが楽で す。頭は21mmのボルトになっています。

      その後、スタビライザーのリンクを取り付けます。

  • 完成したストラットAssyを元にもどす
    完成したストラットAssyを逆の手順で取り付けます。 アッパーのボルトを穴に通すのはリアよりもずっと簡単で、 アッパーの14mmを仮締めしておきます。 ただし、アッパーの向きを間違えないようにしてください。 ゴムの部分はボッチがあるのがフロント側で、 お皿の部分はOUT側の表示にあせておきます。

    問題は19mmのボルトでシェルケースと足周りを固定するのが大変なこと です。 フロントの場合、キーを抜いておいた方が、ステアリングが勝手に動 かないので楽かもしれません。

    まず、足周りとボルトの接合部分をはめた状態で、 車の足周り(ディスクのハブボルトなど) を足で下げながら、なんとか穴位置を合わせてモンキーレンチの 柄の部分などを突っ込みます。ボルトをいきなり入れようとしても ぴったり合う確率が低いので時間がかかってしまうでしょう。 一度、柄が入れば、てこのように動かして、穴位置をあわせることが できますので、他方の穴にボルトを通すことができます。 これは外す時にモンキーレンチをつかった写真とまったく同じ状態です。

    シェルケースの横に2本のボルトをフロント同様の方法でこじ入 れて固定します。スタビライザーリンク、ブレーキホースストッ パー、ABSワイアーをもどし、アッパーの14mmナットを増し締めし、 横の19mmのボルトもレンチを2本使って増し締めします。 あとは、ホイルを組み付けて、両側の作業が終った時点で ジャッキスタンドを外して、下ろし、アッパーの19mmを増し締め して終了です。

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  Last Edited: 2004-11-15 Hiroki SATO